アガベ(チタノタ・オテロイ)育成環境について
アガベを育成していく上でどんな樹形になるかは、育成株の血統(遺伝)&育成環境の影響を受けます。
人気な台湾株や、Oaxaca oteroiのワイルド株のかっこいいフォルムを維持したまま育てるには育成環境を整えることが重要になります。
初心者の方は特に何をどうすればいいのか悩みますよね!
僕も相当試行錯誤しました。そして今だ試行錯誤中です
今回は、育成環境をどうすれば良いか考察していきます。
アガベ育成のポイント
- 日光
- 水
- 風(乾燥)
- 土
アガベの育成ポイントはこの4つのバランスです。
一番は手っ取り早いのがあなたが好きと感じるアガベが育っている、原産地や趣味家さんの育成環境に寄せて環境を整える。
というのが育成環境を整える上で一番手っ取り早い考え方になります。
日本の環境で土地も違えば生活している家でも日当たりや室温なんかも全然違うので、あなたの生活環境でいかに育成環境を整えれるかが大事なポイントです。
まずは、どんな育成環境にしていくのかを決める。
生活環境で日照が取れるのか?取れないのか?でも準備する装備が全然変わってきます。
人気の原産地の株の環境を調べてみることにします。
メキシコオアハカと台湾と日本
※詳しいデータは次のページ
アガベ人気の産地のオアハカと台湾に絞って比べてみます。
他に気になる原産地あれば調べるのでリクエストください。
メキシコ/オアハカの環境
気温
オアハカ における平均気温
暑い季節は、3月21日から 5月17日まで 1.9 か月続き、1 日平均の最高気温は 30°C を超えます。 オアハカ における 1 年の最も暑い月は 5月で、平均最高気温は 30°C、最低気温は 16°C です。
涼しい季節は、6月24日から 1月31日まで 7.2 か月 続き、1 日当たりの平均最高気温は 26°C 未満です。 オアハカ における 1 年の最も寒い月は 1月で、平均最低気温は 9°C、最高気温は 26°C です。
参照:メキシコオアハカの気候
日照時間
▷日照時間
オアハカにおける 1 日の長さは 1 年にわたり変化します。 2023年では、最も短い日は 12月21日で、昼間時間は 11 時間 7 分です。最も長い日は 6月21日で、昼間時間は 13 時間 9 分です。
参照:メキシコオアハカの気候
降水量
降水量
降水日とは、少なくとも 1 ミリメートルの降雨または水換算で降水があった日のことです。 オアハカにおける降水日の確率は、1 年を通して大きく変化します。
より降水が多い季節は、5月21日から 10月12日まで 4.7 か月続き、特定の日が降水日になる確率は 37% 以上多くなります。 オアハカ における最も降雨日の多い月は 8月であり、平均すると 1 ミリメートル以上の降雨量のある降雨日が 20.2 日あります。
より乾燥する季節は、10月12日から 5月21日まで 7.3 か月続きます。 オアハカ における最も降雨日の少ない月は 12月であり、平均すると 1 ミリメートル以上の降雨量のある降雨日は 1.3 日しかありません。
降水日のうち、雨のみ、雪のみまたはそれら 2 つの混在かが区別されます。 オアハカ における雨のみの日が最も多い月は 8月であり、平均 20.2 日あります。 この区分に基づくと、1 年のうちで最も一般的な降水形態は雨のみであり、9月2日にその可能性が 71%で最大になります。
参照:メキシコオアハカの気候
台湾の環境
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気温
気温
当然東京は全ての月で一番涼しいです。
沖縄は台湾に地理的にも気候的にも近いこともあって、台湾とそう大きくは変わりません。
日照時間/紫外線
台北は雨が多いと言われますが、日照時間を見ても台北は晴れの日が年間を通して少なそうです。曇りか雨。運が良ければ晴れるというパターンが台北です。
沖縄は台北よりは日照時間が長いですが、やはり冬には曇りの日が多いため日照時間は短めです。東京は冬は高雄よりも日照時間が長いです。冬晴れの日が多いのですね。
参照:https://taiwanwalking.com/taiwaninfo/trivia/weather/
- 台湾では4月~10月までは紫外線が非常に強い
- 台湾南部では、さらに2月~11月頃まで注意が必要
- 秋~春の時期は雨の日が多い台北などでは紫外線は比較的弱い
降水量/湿度
グラフを見てまず目を引くのは高雄の降水量です。高雄は完全に雨季と乾季に分かれており、夏は雨が多く、冬は雨が非常に少ないことがわかります。
高雄は熱帯地方です。熱帯地方の多くの場所は乾季がほぼなく、年間を通じて雨が多いことが特徴でもありますが、亜熱帯高気圧の影響を大きく受ける場所ではこのように雨季と乾季がはっきりとします。
夏から秋にかけて各地点で雨量が多くなるのは台風の影響も大きいと思われます。
東京は梅雨の時期より実は秋の方が雨が多いのは結構知られた話です。しかし沖縄も台湾もそれ以上に雨が降ります。
沖縄と台北は比較的似ていて年間を通して雨が安定的に多いです。ちなみに私が住んでいる沖縄は冬は「曇り時々雨」のような天気が毎日続きます。快晴の日は少ないです。台北含む台湾の北部は似たような感じだと思います。
これはグラフを見ればわかりやすいです。
東京は冬は乾燥しますので湿度は低いですが、夏の間は高く台湾とそう変わりません。蒸し暑いのです。
また沖縄、台北、高雄は月別に見てそう大きな差はなく、年間を通して湿度が高いことがわかります。
湿度は実際の体感温度に大きく影響しており、一般に以下のことが言えます。
まとめ
大事なことなのでもう一度、育成のポイント
- 日光
- 水
- 風(乾燥)
が重要になります。
アガベ育成について
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
HAVE NICE Agave LIFE!
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